BIOGRAPHY
天理で生まれ、天理で育った。長男・教道(のりみち)がラグビーを始めた影響で、次男・誠道(まさみち)、三男・直道(なおみち)、四男・理道もすべてラグビーをプレーすることになった。誠道さんはレフリーとして活躍し、直道さんとはクボタスピーアーズでともにプレーする。家族思いで、母・みどりさんの名前にちなんで、試合中は手首に緑のテープを巻いている。理道が全国区になったのは大学4年の全国大学選手権(2011年度)。大学3年時に35季ぶりに関西大学Aリーグを制すると、翌年の全国大学選手権でも関東勢を倒して決勝に進出、帝京大学と接戦を繰り広げ、1PG差で涙をのんだものの、三連覇を達成した相手をあと一歩まで追い詰めた。SOとして、右に左に正確で距離のあるパスを投げ分け、自らも何度もディフェンスラインを突破した理道は、一躍注目のBKプレーヤーとなり、日本代表の道が開けた。2013年6月のウェールズ戦勝利でもSOとして的確なディフェンスと完璧なゲームメイクを披露した。愛称「ハル」