BIOGRAPHY
しなやかさと力強さを兼ね備えたスピードランナー。2014年5月30日、テストマッチデビューとなったサモア代表戦で、3人のディフェンダーを軽やかにかわしてトライし、秩父宮ラグビー場のファンを熱狂させた。ジンバブエ人の父(故人)と日本人の母を持ち、南アフリカ共和国のプレトリアで生まれたが、幼少時より日本で育った。桐蔭学園高校時代からスピードは際立っており、2010年度の全国高校大会準決勝(1月5日、対大阪朝高)で決めた100mの独走トライは、全国のラグビーファンに「松島」の名前を知らしめ、高校ラグビー史に残る「伝説」でもある。高校卒業後は生まれ故郷の南アフリカに渡り、スーパーラグビーの強豪シャークスの育成組織「シャークス・アカデミー」でプロを目指した。20歳以下の南アフリカ代表候補にまで選出されたが、日本代表でのプレーを希望し、2013年に帰国。サントリーサンゴリアス入り、日本代表デビュー、2015年には念願のスーパーラグビーチーム「ワラタス」との契約と、夢を次々に実現させている。ラグビー以外の時間は、映画をよく見る。アクション映画が好み。