BIOGRAPHY
スクラム最前列で相手の重さを両肩に受ける右プロップながら機動力は抜群。中学時代はバスケットボール部に所属していたこともあり、ハンドリングスキルも高く、ノールックパスや、背面パスも披露する。中学時代のバスケットボールの試合では反則を連発して何度も退場になり、「自分には繊細なスポーツは向いていない」と痛感した。2010年、サントリーの監督にエディー・ジョーンズ（現日本代表ヘッドコーチ）が就任すると、肉体改造に着手し、当時125?sほどあった体重を15?s落としてさらに運動量を高めた。ゲーム全体を俯瞰して見る能力もあり、グラウンドのどこからでも攻撃を仕掛ける日本代表の中心的存在。現在は、日本代表のスクラム強化のため、筋肉量を増やしている。2011年3月の東日本大震災の際は、宮城県気仙沼の実家が津波で流されたが、「自分にできるのはラグビー」と、家族の後押しもあって直後の日本代表合宿に参加。海外の試合後の記者会見では、被災地の状況を伝えるなど世界に発信する役目も果たし、2011年秋のラグビーワールドカップでも、元気にプレーして被災地の人々を勇気づけた。愛称「ハタケ」。