BIOGRAPHY
タックラーを弾き飛ばし、倒れそうな体勢から再び立て直して、飽くなき前進を続ける。野生の暴れ馬のような突進で観客を沸かせるアウトサイドBKである。2010-2011シーズンのトップリーグデビューとなったコカ・コーラウエスト戦の衝撃デビューからトライを量産。以降、宗像サニックスに欠かせぬ存在感を放っている。ニュージーランド北島ホークスベイ地方のヘイスティングスで生まれ育った。マオリの血を引く父はラグビー選手ではなかったが、カーンは5歳から地元クラブに通った。ずっとFWだったが、オタゴ大学に進学後の19歳でWTBに転向した。爆発的なランはその頃からで、オタゴ代表にも選出されている。サニックスの藤井雄一郎監督に見込まれ、24歳で来日(2010年)。2014年11月1日には、ジャパンXVの一員としてマオリ・オールブラックス戦に出場。同じルーツを持つ選手達と戦った。妻のカーラ・ホヘパさんは、女子ラグビーNZ代表のWTBで、2010年女子ラグビーワールドカップの優勝メンバー。最優秀選手、トライ王にも輝く名選手。