BIOGRAPHY
いま30歳。初めてセブンズ日本代表に選ばれたのは福岡大2年生の時だった(2005年のスリランカ・セブンズ)。日本が誇るミスター・セブンズ。10年以上も桜のエンブレムを胸につけてきたからか、世界やアジアで広く知られる存在である。ハイボールに強く、大柄ながらよく走る。セブンズでの勝利の鍵を握る、キックオフボールの獲得技術は芸術品と言っていい。豊富な経験を、この夏から務める主将の座で活かしている。中学時代はサッカー部で、空中戦に強いスイーパーとして活躍。鹿児島工業高でラグビーを始めた。代表歴などなく、前述のセブンズ代表抜擢をきっかけに道を切り拓いていった。コカ・コーラレッドスパークスでは常にボールの近くにいるFLとして活躍し、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ体制の日本代表では初年度の代表スコッドにも選出された。3キャップを獲得し、ラグビー人としての夢を叶えた。オリンピック出場は人生を懸けたターゲットだ。