「太陽生命カップ2015　第６回全国中学生ラグビーフットボール大会」戦評

「太陽生命カップ2015　第６回全国中学生ラグビーフットボール大会」女子エキシビション戦評・フォトレポート

戦評

9/20　9:00ＫＯ　1回戦
北部九州選抜（34）　対　（0）神奈川県女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
北部九州選抜はＢＫにスピードランナーが複数いて展開力があり、サポートプレーも分厚く、前半に３トライ、後半に３トライを重ね34－0で準決勝に進出。

9/20　9:00ＫＯ　1回戦
兵庫県女子選抜（14）　対　（7）南部九州選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
前半、南部九州のキックオフで試合が開始された。南部九州は大きくボールを動かし続けるが、粘り強い兵庫のディフェンスを崩せず、兵庫もボールを動かし対抗するがミスが出てチャンスを活かせなかった。

後半、兵庫のキックオフから南部九州が抜け出しチャンスをつくり、トライを奪う。その後ラックサイドを抜け出した兵庫に対し、南部九州がハイタックルでシンビンを取られ、6人で戦う事となる。その間に兵庫が2トライを奪い逆転し、ノーサイドとなった。

9/20　9:00ＫＯ　1回戦
大阪府女子選抜(浪花闘球娘)（17）　対　（7）関東合同女子選抜

開始早々、大阪府女子選抜がノーホイッスルトライを挙げ、敵陣で優位にゲームを進めた。対する関東合同女子選抜は、前半終了間際にワンチャンスを活かしてバックスが60ｍを走り切りトライ。ゴールも決まって７対５で前半を折り返した。

後半４分、大阪府女子選抜はディフェンスの裏を狙ってキックで攻め込み、そのまま逆転トライを決めた。さらに１トライを加えた大阪府女子選抜が17対7で勝利した。

9/20　9:00ＫＯ　1回戦
関西女子選抜（17）　対　（17）東京都女子選抜
※大会規定により抽選を実施。関西女子選抜が次戦進出。

両チームともランニングスキルがあり、ボールを大きく動かす7人制らしいゲームを展開した。
東京都女子選抜は大きくスピードのあるＣＴＢを軸にゲームを組み立て、関西女子選抜は小柄ながらも全員がよく走りボールをつないだ。

9/20　11:20ＫＯ　敗者戦
神奈川県女子選抜（19）　対　（0）南部九州選抜

両チームともに懸命に走り、ボールをつなぐ気持ちのいい好ゲーム。勝負を分けたのは、神奈川のディフェンスとフォローに対する意識の高さ。
個々の力に変わりはないものの、チームで組織的に早くボールを動かし続けた神奈川が３トライを奪いゲームを制した。

9/20　11:20ＫＯ　敗者戦
関東合同女子選抜（0）　対　（22）東京都女子選抜

両チーム共に初歩的ミス・ノックオンが目立つ。
関東、ハイパントをこわがりキャッチできない。
両チーム共に最後まで走れるスタミナは褒められる。

9/20　11:20ＫＯ　準決勝
北部九州選抜（19）　対　（0）兵庫県女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
兵庫が試合開始からペースをつかみゴール前まで迫るが、北部九州のＤＦが堅く、ゴールを割れない。
北部九州はＤＦからリズムを作り、キックパスでトライを挙げるなどして19－0で勝利。
2試合とも得点を許さずに決勝戦進出を決めた。

9/20　11:20ＫＯ　準決勝
大阪府女子選抜(浪花闘球娘)（32）　対　（5）関西女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
大会前に合同合宿を行った関西同士の対戦となった。前半、エリア、ボール支配とも圧倒していた大阪であったが、粘り強いディフェンスで関西も健闘し、10対5で試合を折り返す。

後半になり知力に勝る大阪がトライを重ね、試合を支配する。試合を離れれば、仲の良い友達同士であり、ラグビーの素晴らしさが垣間見れた試合であった。

第２日目（順位戦・決勝戦）

9/21　9:00ＫＯ　7位決定戦
南部九州選抜（10）　対　（19）関東合同女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
快晴の秋空のもと、南部九州選抜のキックオフでゲームが始まった。ペナルティキックからの早い仕掛けで２本のトライを挙げた南部九州選抜が、１０対７とリードして前半を終えた。

後半に入り、関東合同女子選抜がバックスの脚力を活かしてトライし、逆転した。その後は一進一退の攻防が続いたが、ノーサイドを直前に１トライを追加した関東合同選抜が南部九州選抜を突き放し、勝利を収めた。

9/21　9:00ＫＯ　5位決定戦
神奈川県女子選抜（0）　対　（10）東京都女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
東京都女子選抜のＫＯで試合開始。
前半、終始東京都女子選抜が敵陣で戦い、常に有利に展開。
両チーム共にテクニカルの問題以前に基本プレイの習熟が必要。

9/21　9:20ＫＯ　3位決定戦
兵庫県女子選抜（15）　対　（5）関西女子選抜

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
兵庫県女子選抜のＫＯで試合開始。
兵庫県女子選抜が終始敵陣で試合展開するも、決定に欠きなかなかトライを奪えず。

後半、関西女子選抜の動きが良くなる。
兵庫県女子選抜がマイボールから必要に攻めてトライを２つ奪う。
動きの良さと、ボール獲得率の高かった効果が得点として表れる。

9/21　11:10ＫＯ　決勝戦
北部九州選抜（21）　対　（0）大阪府女子選選抜(浪花闘球娘)

©JRFU,2015 photo by K.Fukushima
北部九州と大阪府。共にラグビーが盛んな地域同士の決勝となった。両チームとも、ポイントを極力作らず、グラウンドを大きく使ってボールを動かす、セブンスらしいラグビーを展開した。
「走ってつなぐ」「スペースを攻める」といったセブンスの魅力をグラウンドいっぱいに表現した両チームの選手と指導者に敬意を表したい。
女子のレベルは確実に上がってきている。この選手達の将来が楽しみである。