高校ラグビーでは、普及育成を目的に全国規模の大会が数多くあります。なかでも高校ラグビーの「聖地」である近鉄花園ラグビー場で行われる全国高校大会は、高校ラガーマンにとって最大の目標となっています。また2016年からオリンピック種目となる7人制ラグビーに向け、昨年（2014年）から全国高校7人制ラグビーフットボール大会が新設されますが、高校ラガーマンにとって、この大会が7人制ラグビー特有のスキル、知識を高める絶好に機会となり、そして、部員の減少によって15人に満たないチームが単独校の出場を目指す大会になることを期待しています。

　また、日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」に向け、高校ラガーマンたちは、次世代の日本代表の登竜門として「高校日本代表」になることを目標としています。「高校日本代表」は毎年3月に海外遠征を行っており、近い将来、国際舞台で戦うであろう同じ世代の海外選手とどのような戦いをするのか、こちらも非常に注目になっています。

　そして、いま注目されている女子ラグビー。高校女子ラグビーでは、近年で2つの全国大会（全国選抜女子大会、コベルコカップ全国高校女子大会）が開催されています。また「全国高校大会」の期間で行われる「U18花園女子セブンズ」は今や高校女子ラグビー選手の憧れの「聖地」でもあります。