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公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会 会長

 岡村 正

日本は今、少子高齢化や人口減少に伴う地域力の低下など、多くの課題を抱えています。日本力を向上させていくためには、日本が持つ科学技術と文化を伸ばしていくとともに、そのための人材を育成することが必要不可欠です。
特に青少年の教育においては、子どもたちが社会との関わりの中で、より良い人間関係の構築を図り健康な体を鍛えて行く必要があります。

ラグビーとは、走る、抜く、当たる、ボールをパスする、ボールを蹴る、飛ぶ等、自由度が高く多様に他のスポーツの特性スタイルが盛り込まれているため、体格の大小が問われることなく、選手の持つ個々の能力が活きる点が魅力です。
また、「ノーサイドの精神〜One For All, All For One〜」に代表される精神は誰もが感銘を受けるでしょう。ラグビー経験者がラグビーによって培われた「人間力」を活かして社会で活躍し、貢献している点は大変素晴らしいことだと思います。

日本のラグビー界は今、大きな夢に向かって挑戦しています。その夢を実現させるためには、裾野を拡大させなければなりません。スクラム・ジャパン・プログラムはラグビーを通じ、こうした青少年の育成や教育を実現させるべく活動してまいります。

世界と闘う日本ラグビーの強化、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップも、広く皆さまのご賛同を得られずして成功はありません。
是非とも、ご協力くださいますようお願い申し上げます。


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一般社団法人 日本経済団体連合会 名誉会長
公益財団法人 ラグビーワールドカップ2019 組織委員会 会長

 御手洗 冨士男

古来、人類は、文明の発展とともに、さまざまなスポーツ文化を育んできました。
人はスポーツを通じて、身体と心を鍛えるだけでなく、ルールの尊重、チームワークの重視、フェアプレイ精神といった、人生において大切な事柄を学んできました。お互いに切磋琢磨し、ともに汗を流した仲間は、かけがえのない友人となり、財産となります。2012年3月には、スポーツの果たす役割を踏まえて「スポーツ基本計画」が策定され、年齢や性別、障害等を問わず、広く人々がスポーツに参画できる環境を整備することが打ち出されました。

2019年、日本でラグビーワールドカップが開催されます。
ラグビーは「ノーサイドの精神」や、「One for All, All for One」など、独自の素晴らしい文化を持ち、人間力を高め、人を育てるスポーツと言われています。
この機会をとらえて、ラグビー界だけでなく、日本の将来を背負って立つ人材の育成に取り組むことが大切であると考えます。日本が世界に向けて発信するビッグイベントの一環として、経済界をはじめ多くの皆様に本プロジェクトへのご支援をお願いしたく、何卒宜しくお願い申し上げます。


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京都大学教授(医学博士)
京都大学 iPS 細胞研究所 所長

 山中 伸弥

このたび、日本ラグビーフットボール協会が日本経済団体連合会の会員企業様の応援を得て、我が国の次世代を担う子ども・青少年に一人でも多くラグビーを経験してもらうプログラムを推進されることに、心から応援を致します。

私自身、大学で医学を学ぶ傍ら、4年間ラグビーに熱中しましたが、ノーベル賞を受賞した現在、自分の歩んだ道を振り返りますと、ラグビーを通じてチームワークの大切さ、仲間との絆、チャンスを活かす集中力、変化に柔軟に対応できる判断力、痛みや失敗を乗り越えて立ち上がる挑戦マインド等と、それらを支える体力を築くことができたおかげと考えております。

あらゆる分野で、また、国内外で、これからの日本を背負い、世界で活躍する人材育成を、ラグビーを通じて行おうとするこのプログラムに是非応援の手を差し伸べて頂きますようにお願い致します。