2019年ラグビーワールドカップ普及啓発事業

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ラグビーワールドカップが日本にやってくる

ラグビーワールドカップは、4年に1度行われる「ラグビー世界一」を決める大会です。
第1回大会は、1987年にニュージーランドとオーストラリアで開催されました。その後、南アフリカやウェールズ、フランスなどで行われ、2015年にはイングランド、2019年には日本で開催されることが決定しています。
2007年のフランス大会では、過去最大の総観客数、約225万人を記録しました。2011年のニュージーランド大会では総観客数が約141万人で、そのうち海外から訪れた観光客は約13万人、テレビ観戦者数は世界207の地域で約39億人でした。
現在、ラグビーワールドカップは、オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐ、世界三大スポーツイベントのひとつと言われています。

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平成29年度 2019年ラグビーワールドカップ普及啓発事業について

スポーツ庁委託事業とは

スポーツ庁が「スポーツ基本計画」「スポーツ立国戦略」に基づいて行う事業で、2019年のラグビーワールドカップ日本大会開催の成功に向けて、障害者を含む全国の小・中学生年代を対象に「タグラグビー」や「学外クラブ」などを活用して、ラグビーの促進等普及啓発に係る事業を展開することを目的としています。

趣 旨

ラグビーワールドカップは4年に1度開催される「ラグビー世界一」を決する大会であり、オリンピック、FIFAワールドカップに次ぐ世界のスポーツイベントの一つである。2019年に日本開催が決定しており、2016年のリオデジャネイロオリンピックから男女とも7人制ラグビーが採用され、日本チームの活躍が望まれる。
一方、国民のラグビー競技に関する認知度及び期待度は高いとは言えない状況であり、小学生等ジュニア期を始め幅広い層への普及活動及びこれを指導する者の養成等が、ラグビーワールドカップの日本開催の成功に向けて課題となっている。このような状況を踏まえ、関係団体と連携し、日本のラグビー競技について普及啓発等を図るため、下記のとおり事業を行うものである。

事業の目的

本事業の委託を受けた団体は、2019年ラグビーワールドカップの日本開催の成功に向けて、日本のラグビー競技について普及啓発を図るために、以下(1)~(3)の内容を実施するものとする。

(1)「タグラグビー」を活用して、障害者を含む全国の小・中学生年代を対象にラグビー競技の普及・拡大を図る
(2)平日の放課後もラグビー競技ができる環境を整備し、中学生等の競技者の拡大を図る。 
(3)過去にワールドカップを開催したニュージーランドとの国際交流プログラムを実施し、ラグビーを通じた国際人の育成、RWC2019日本開催のレガシーに活かせる文化交流に取り組む。

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2019年ラグビーワールドカップ普及啓発事業 報告

ラグビーを通じた国際交流事業プログラム

2014-12-26 15.21.02 - コピー.jpg女子高校生を対象としたニュージーランドでのラグビーを通じた国際交流。このプログラムでは、英語及びラグビーのスキルアップ、ラグビーを通じたニュージーランドの文化・伝統の学習、帰国後の報告会及び2019年ラグビーワールドカップのレガシープラン推進活動への参加を目的として実施しています。

8月6日(日)~8月26日(土)までの21日間、ニュージーランドのオークランドにて地元のニュージーランド人の家庭にホームステイをしながら、地元の生活や文化を経験します。また、世界有数のスポーツ大国であるニュージーランドの強みを生かし、英語の集中プログラムとラグビートレーニングに励みます。
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『みんなでトライ!タグラグビーガイドブック』配布

guidettl.gif学習指導要領 解説書に例示された「タグラグビー」の学校体育への導入をスムーズに 行なうために、小中学校を対象にした認知・拡大の取組み。
ワールドカップ・タグラグビーの普及・啓発のためのガイド作成と配布(易しいタグラグビー導入のためのリーフレット) しています。

「タグラグビーをはじめよう」をキャッチフレーズに、誰でも簡単に楽しんで頂けるように、易しいガイドとなっております。冊子に掲載されております内容は、「タグラグビー ホームページ」にも掲載し、授業や指導現場で活用いただけるように、資料のダウンロードサービスや、動画によるガイドを公開しておりますので、あわせましてご覧ください。 詳しくは LinkIconコチラ


『誰でもできるタグラグビー トライセットキャンペーン』

tryset2.gif全国の小学校を対象に、タグラグビー導入セットを抽選で100セットを貸出ました。





(1)2019年ラグビーワールドカップ日本開催の決定、2016年リオデジャネイロから男女とも7人制ラグビーが正式採用されたことを受け、国民のラグビー競技に対する認知度と普及度を高めるため。
(2)新・学習指導要領に取り上げられた「タグラグビー」の振興を通じて、スポーツ好きな子どもの育成,心豊かな青少年の育成,地域スポーツの振興を全国に広げるため。

協力をいただいた小学校からは、体育授業で実践されたタグラグビーの指導案、授業の様子、児童からの感想文をお寄せいただきました。 詳しくは LinkIconコチラ


放課後ラグビープログラムモデル事業

hokago.png中学生のラグビー競技者拡大に向けた環境づくりの取り組み。
平日の学校終了後に参加できる拠点クラブを創設し、普段は他競技に参加している生徒を含め、ラグビー競技に参加できる環境を整備することを目指します。将来的に自治体やNPO法人、または民間クラブによる、同様な拠点クラブを創設が促進されるような設置モデルの研究・調査を行うことを目的としています。

中学校に部活動がない地域の方や、土日だけのラグビースクール活動に参加する方に、平日の放課後に集まってラグビーができる環境を提供し、ラグビー技術向上や、ラグビーをより好きになってもらうことを目的とし、その成果と構築方法を共有してまいります。また、すでにラグビー活動に参加されている方は、「チーム活動に還元できる知識と技術を得ることの補完の場」としてご活用ください。  詳しくは LinkIconコチラ


女子指導者、レフリーの養成事業 

joshi.png女性の学校教員やラグビー経験のある元選手が、ラグビー・タグラグビーの指導や、審判への関心や経験を深め、さらには学校・地域での普及指導や、競技大会にて活躍してもらうことを目指します。



【女子指導者養成プロジェクト】
ラグビー界の女性競技経験者や、指導者志望者を対象に、各種指導者資格を短期間で受講・取得する機会をつくります。今後、指導者として活躍を期待される人材を集めた指導者養成の取り組み。
・ラグビー協会指導者資格「新スタートコーチ」の取得
・国際ラグビー連盟コーチ資格「IRBレベルⅠ」の取得 

【女子レフリーアカデミーモデル事業】
10代・20代の将来有望なレフリーを中・長期的計画をもとに特別研修を実施し、将来のアジアラグビー連盟(ARFU)、世界ラグビー連盟(WorldRugby)パネルレフリーの輩出を目指します。
・WorldRugbyレフリーレベルIコース、レベルⅡコース取得
・男子レフリーアカデミーとの合同研修(JRFU事業)
・サッカー協会レフリーアカデミーとの合同研修
・語学研修


小学校体育授業のための 全国タグラグビー研修大会

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小学校体育でのタグラグビー普及を目的に、主に小学校教員を対象とした“研修大会”を開催しました。タグラグビーの基礎知識から、実技指導や導入方法に至るまで、スポーツ教育の基本的な考え方に基づきながら学ぶことができます。また、翌日には、希望する小学校に、講師を派遣し、“出前授業”を実施。

(1)タグラグビー・体育授業導入プログラム
「運動が苦手でも楽しめる・安全で・豊富な運動量のある運動」という、タグラグビーの学習教材として優れた点を理解し、学校体育へのスムーズな導入をいただくことを目的した研修会。単元ごとの指導案や、練習方法を例示しながら、導入のポイントを理解する。受講者には、日本ラグビーフットボール協会発行の「タグラグビーティーチャー研修会修了証」を発行。
(2)タグラグビー・ブラッシュアッププログラム
「タグラグビーの楽しみ方、指導のテクニック」とした、指導のポイントを理解・習得するための、発展プログラム。
「運動が苦手でも楽しめ・安全で・豊富な運動量のある教材」 としたタグラグビーの良い部分をすぐに活かせる指導のポイントを理解する。主に実技のなかで、実践しながらポイントを理解してく研修プログラム。
(3)体育授業での実践紹介
研修大会後に、近隣小学校への訪問指導による実技指導を公開授業的に実施。
第1部・2部で履修したプログラムを用いて、実際に児童向けに指導することで、
一層の理解と応用力を深める。あわせて、ラグビーとしたスポーツの魅力や、スポーツマンシップの大事さを伝える。  詳しくは LinkIconコチラ