ルール

ワールドラグビー「競技に関する規定」

17.7 規律組織と人員、構成、任命

17.7.1各試合において、ホスト協会は、規定17.6.1と17.6.7に基づき、次の人員と規律組織を任命しなければならない:

(a) 独立したサイティング・コミッショナー
参加協会が別途合意した場合を除き、サイティング・コミッショナーは中立国の者でなければならない。サイティング・コミッショナーに任命される者は、適切なラグビー経験を有する者であること。ホスト協会、または、試合に参加しているいずれかのチームの運営に関わっているその他の関係機関で選出されている役員や常勤職員は、サイティング・コミッショナーに任命される資格をもたない。

(b) サイティング・コミッショナーのリエゾン・オフィサー
サイティング・コミッショナーのリエゾン・オフィサーの役割は、サイティング・コミッショナーの指示した方法に従って連携、補佐することである。サイティング・コミッショナーが試合会場に来ない場合は、サイティング・コミッショナーのリエゾン・オフィサーが規定17.6.2(f)に定められた最低限の基準を満たしていなければならない。

(c) 規律委員会またはジュディシャル・オフィサー

(i) ジュディシャル・オフィサー、または、当該試合の参加協会の同意に基づき、3人のメンバーから成る規律委員会のこと。

(ii) 規律委員会またはジュディシャル・オフィサーは、次のようなことから生じる規律に関わる問題を決定する権限を持つ: 競技場から退場させられたプレーヤー、 サイティング、不行跡であると申し立てられた行為、及び、当てはまる場合は、一時的退出。

(iii) 規律委員会の委員長または(場合によっては)ジュディシャル・オフィサーは、中立国の者でなければならないが、参加協会が同意した場合はその限りではない。

(iv) 規律委員会が任命される場合、ホスト協会から任命される2名のメンバーは、参加協会が同意した場合を除き、中立国の者とする。ホスト協会または試合に参加しているいずれかのチームの運営に関わっているその他の関係機関で選出されている役員や常勤有給職員は、規律委員に任命される資格をもたない。

(v) 規律委員会の委員長またはジュディシャル・オフィサーは、少なくとも7年間、法律実務家として高い地位に就いていた者または現役もしくは退役裁判官であるものとし、ラグビーの規律に関する手続きの経験を有する者が望ましい。規律委員会の残りの2名の委員は、ホスト協会が任命するものとし、そのうち1名は著名な元選手とし、他の1名はラグビーの運営において優れていた者または法律家としての資格を有する者とし、ラグビーの規律に関する手続きの経験を有する者が望ましい。

(vi) ホスト協会は、担当規律役員を推薦する。担当規律役員は、本人が必要と認めれば、規定17.21に基づき、プレーヤー及び/または人が不行跡とみなされる(あるいはみなされる可能性のある)事象に関する調査を(個人的に、あるいはその推薦する者を通して)行う資格を有する。サイティング・コミッショナー及び/またはサイティング・コミッショナーのリエゾン・オフィサーが担当規律役員の役割を果たしてもよい。

17.7.2 ホスト協会は、必要に応じ、3名の委員から成るアピール(上訴)委員会または1名のアピール(上訴)・オフィサーを任命し、規律委員会またはジュディシャル・オフィサーの決定から生ずるアピールに裁決を下せるようにする。協会と上訴人が同意した場合のみ、(アピール委員会ではなく)アピール・オフィサーがアピールに対して裁決を下す。当該同意がない場合は、アピール委員会が裁決を下す。アピール委員会の委員長または(場合によっては)アピール・オフィサーは、現役もしくは退役裁判官、または、法律実務家として高い地位に就いていた者とし、ラグビーの規律に関する手続きの経験を有する者が望ましい。アピール委員会の委員長または(場合によっては)アピール・オフィサーは、参加協会が同意した場合を除き、中立国の者とする。アピール委員会に追加的に任命される2名の委員のうち1名は著名な元選手とし、他の1名はラグビーの運営において優れていた者または法律家としての資格を有する者とし、ラグビーの規律に関する手続きの経験を有する者が望ましい。アピール委員会が任命される際、ホスト協会が任命する残り2名は、参加協会が同意した場合を除き、中立国の者とする。ホスト協会または試合に参加しているいずれかのチームの運営に関わっているその他の関係機関の常勤職員は、アピール委員会の委員長もしくは委員、または、アピール・オフィサーに任命される資格をもたない。
17.7.3規定17.2.4に記されたIRBの試験的ジュディシャル・オフィサー任命計画の下でIRBの任命が行われる場合、17.7.1と17.7.2の規定にかかわらず、IRBが当該試合における独立したサイティング・コミッショナー、ジュディシャル・オフィサーまたは規律委員会の委員長(場合によって)、アピール・オフィサーまたはアピール委員会の委員長(場合に応じて)に任命される人を決定し、指名を行う。任命にあたって、IRBは試合に参加している協会の同意を求める必要はない。